2005年05月25日

奥田民生 - comp


奥田民生 - comp [2005] @Amazon.co.jp

前作 『LION』 (04年)から矢継ぎ早リリースの7曲入りミニ・アルバム。 奥田民生 の得意とするタイプの曲を満遍なく配した無難な構成で、ハズレはないけど冒険もなし。サウンド面で チャーリー・ドレイトン が采配を振るった 『LION』 とは異なり、演奏陣は国内組で固めてある。

 Guitars, Percussions & Vocal: 奥田民生
 Drums & Percussions: 湊雅史
 Bass: 小原礼
 Keyboards & Harmony: 斎藤有太


冒険があるとすれば、奥田民生が一人でギターを弾いていることか。アルバム単位で本人以外にギターがいないのはおそらく初めてじゃないだろうか。

でもそれが問題だ。作詞,作曲,歌,免許証,…どれをとっても非凡でたばこのみでウアホでいかんともしがたい男の奥田民生も、ことギターに関しては“並”以上ではない。“味”と呼べるほどでもない。物足りん!

似たような曲が並んでいようが今まで奥田民生の音楽に飽きたことはなかったし、今回も飽きたわけではないけれど、もしかしたらオレはそのうち飽きてしまうかもしれない、と初めて思った。

posted by nill at : 04:13 | コメント (13976) | トラックバック (73)



2005年05月12日

Marc Ribot (リー-ボウと発音する)

最も偉大なギタリストは誰かと聞かれれば ジミ・ヘンドリクス と答えてしまうかもしれないが、最も“好きな”ギタリストとくれば マーク・リボー で決まりなのである。ひとりボケ/ひとりツッコミが冴えわたるあの七色のヘンテコ・ギターに魅了されてはや十ン年。依存度は煙草なみに高く、危険。(ただし害はないと思う)

マーク・リボーのオフィシャル・サイトには最新ニュースをチェックするためにちょくちょく立ち寄りますが、考えてみればニュース以外はほとんど見たことがないことに気づき、今さらながらにバイオグラフィを(goo英和辞書を傍らに)じっくりと読んでみた。まあ内容的には既知の情報を裏付けしてもらう程度にとどまりましたが、ひとつだけ衝撃の発見が! 冒頭にこう記してある。
Marc Ribot (pronounced REE-bow) was born in Newark, New Jersey in 1954.
「Ribot」のカナ表記はさまざまで、「リボー」,「リーボウ」,「リーボー」,時には「リボット」なんてのも見かける。自分は最初に知った「リボー」で通してきたし、それが正しいはずだという特に根拠もない自信もあったのですが、オフィシャル・サイトにわざわざ但書きで「リー-ボウと発音する」と書いてあるということは、どうやら「リーボウ」が正解だったらしい。どうでもいい人にはどうでもいいことなんでしょうが、私はけっこう気にするんです、こういうのを。

ということで、これからは「リーボウ」でいきましょう。ミステリー・トリオで新譜出してくださいね。待ってますので。

posted by nill at : 00:39 | コメント (3663) | トラックバック (4)



2005年05月09日

ミステリオーソ/ハードボイルド

昔からパラレル処理が大の苦手で、例えば米と肉は一緒に食べるが、その合間に野菜をつまむということができない。サラダならサラダを完食してから次の品目に移る。読書も同じで一冊を読み終えてから次の一冊に移る。それが自分に合った流儀で、これはおそらく一生変わることはないだろうと考えていましたが、なんのことはない、最近になってあっさりと読書スタイルが変わった。近頃は常に三冊並行読みが習慣になっています。

 (イ)じっくり時間が取れた時に読む長編
 (ロ)ちょっとした空き時間に読む短編集
 (ハ)常に持ち歩いて隙を見てつまみ読む小説以外の本

基本的に「ミステリ」としてカテゴライズされる小説しか読まないので、(ハ)もおのずとミステリ関連のものになりがち。現在は国産ハードボイルド作家として方々から高い評価を受けながらも「尞(りょう)」の字が変換されにくいために「寮」と間違えられたり「りょう」でお茶を濁されたり、挙句の果ては文字化けしたりするのが常になっている 原尞『ミステリオーソ』 (エッセイ・対談/ハヤカワ文庫)に取り組み中。この次は同時に文庫化された 『ハードボイルド』 (エッセイ・対談・短篇/ハヤカワ文庫)になだれ込む予定。

原尞の作品は処女作 『そして夜は蘇る』 (早川書房)しか読んでいないので、ファンなどとはとても呼べない。普通なら傑作の呼び声高い直木賞受賞作品の次作 『私が殺した少女』 (早川書房)に進むべきところですが、作品そのものよりも レイモンド・チャンドラー の信奉者としての著者に強く共感してしまう私にとっては、その前にエッセイ集を、というのも順番としては間違いではないはず。

 


ジャズ,映画,ハードボイルド,レイモンド・チャンドラー,…

趣味のベクトルが完全に私とシンクロしている。それらを咀嚼する力とそれを表現する文章力には埋めるべくもない差があるのは当然にせよ、方向性としてはほぼ同じ。特にハードボイルドやチャンドラーに対する氏の一家言は、丁寧で謙虚な文体の中から強烈なこだわりを発散していて読み応えがある。読んでいて嬉しくなってくる。

ハードボイルドとは、あらゆる難問に答えていく小説だと私は考えている。

10回うなづく。その文章、できることなら自分が思いつきたかった。

ミステリオーソ@bk1
ハードボイルド@bk1

posted by nill at : 23:24 | コメント (3188) | トラックバック (317)



2005年05月08日

自爆

うむ、消えましたね、綺麗に。ページの見映えにちょっとした変化を、とソースをいじり始めたのが運の尽き。行き当たりばったりに改変を重ねるうちに文中のリンクが明後日の方角に飛び始め、修復しようともがくその場しのぎの努力は絵に描いたような二次災害を誘発し、最後にはぐだぐだのお手本のような有様になってしまったので、いったんすべてのエントリを削除してやりました。意外と気持ちいいもんです。実生活での過去もこれぐらい簡単に消せたらいいのに。いままでコメントやトラックバックを寄せていただいていた皆さまにはたいへん申し訳なく思いますが、土曜の深夜にはありがちなことと許していただきたい。

もちろんバックアップは存在するのでぼちぼち戻していこうとは思いますが、さすがに今はそんな気になれませんね。サッパリついでに明日は散髪に行くことにしよう。もちろん“母”への感謝も忘れません。

posted by nill at : 04:43 | コメント (3761) | トラックバック (34)