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2004年05月05日

労働の後にビール片手に聴きたい音楽No.1─The Dirty Dozen Brass Band

We Got Robbed!We Got Robbed! -Live in New Orleans- The Dirty Dozen Brass Band [2003]

 酒も飲めず、デスク・ワーク中心の仕事に就いている私が言っても説得力はないが、DDBB(The Dirty Dozen Brass Band)を聴くといつも「今日も一日お疲れさん。まあ冷えたビールでも飲んでゆっくりしていきな」とねぎらってもらっている気分になる。 “労働の後” ってところがポイントで、決して爽やかな休日などではない。90年頃にWOWOWで放映されたニューオリンズの巨大音楽フェス「ニューオリンズ・ジャズ&ヘリテイジ・フェスティヴァル」(毎年開催)で観たDDBBのステージがいかにも “仕事帰りに立ち寄りたい” 感じで、それ以来DDBBといえば未だにそのイメージなのだ。

 本作は03年5月、ニューオリンズ「TwiRoPa」でのDDBBのライヴ音源。全9曲、70分強の横揺れ体験。導入部やソロ・パートはさておき、やはり迫力は管楽器の大群が凶暴に暴れまわる混沌(カオス)パート。重低音を維持しつつ聴きやすくまとめたミックスもイイ感じ。やってることは10数年前と変わってないのだが、 “ジャム・バンド系” なんてのが流行ったおかげでDDBBの音も多少は受け入れられやすくなってるんじゃないだろうか。ギャラクティックソウライヴなんて聴いてる場合じゃないよ。(いや、聴いててもいいけど。) これこそはアルファ波やシータ波なんぞとは別次元の究極のリラクゼイション・ミュージックなのである。(★★★★)

 最新作 Funeral for a Friend も既に予約発注済み(国内盤は既発)。到着を待つのみ。早く聴きたいが、待つのも楽しい。

▽このアルバムへの他の方のコメント発見のコーナー
New Orleansに血が騒ぐ (satoさん)

投稿者 nill : 2004年05月05日 01:08

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コメント

こんにちわ、TBありがとうございます。DDBB、イナタイですよね~(笑)で、超強力!だけど余裕で楽しい。確かに労働の後には最高かも!新作もよさそうですよね。
ギャラクティックも好きですが、最近ちょっとそんな「アク」がもっと薄くなってるような。スタントン・ムーアの凄腕でもっと弾けてほしいんですけど…。

投稿者 sato : 2004年05月06日 00:50

私はギャラクティックをナメてたクチで、最初に買った 『Late for the Future』 を1年程前に聴き直して、「あれ、結構イケるんじゃないの?」などとトボケたことをほざいてました。
『Live from Bonnaroo 2003』 でのギャラクティックもギャラクシーな感じでナイスでしたね。

投稿者 nill : 2004年05月06日 14:20

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