2004年07月13日
コテコテJazz
「コテコテのJazz」ってどんなだ?
Swing Jazz? Be-Bop? キース・ジャレットのピアノなんかもコテコテと呼べるかもしれない。解釈はまちまちですが、私にとってのコテコテはやはり “スタンダード” ですね。「枯葉」とか、「My Funny Valentine」とか、有名であればあるほどコテコテ度UPです。
ということで今日の音楽は 『Erroll Garner Plays Misty』 にした。「Misty」はメガトン級のスタンダード・ナンバーだが、ここに収録されているのが初演。つまりオリジナル。どの曲を “スタンダード” と認定するかを決めているのはたぶん渡辺恒雄だと思うけど、ここでの(録音された時点での)「Misty」はまだ単なる一佳曲にすぎない。原石ならではの素朴さが美しいです。
エロール・ガーナーのぶっ叩きピアノはけっこう好きで、Behind the Beatなどという俗称まで付いている独特のタイム感は曲によってはうざったく感じることもあるけど、ハマる時はとことんハマる。実はちょっと気恥ずかしいのだが、コテコテ度では#1「Misty」をはるかに凌ぐ定番ポピュラー曲 #3「You are my Sunshine」の娯楽志向満開な弾きっぷりがお気に入りだったりする。この曲をこんな風に弾ける音楽の先生がいたら最高にFunkyだ。いないけど。
★★★☆
投稿者 nill : 2004年07月13日 23:48
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