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2004年07月29日

百面相チャーリー

レヴューの真似事を始めると、なぜか新作について書かなきゃいけないような気になるから不思議だ。時代性とか音楽シーンとかを意識しちゃうんですかね、評論家でもないのに。せめて自分のサイトの中くらいは自由気ままに振る舞いたいなーと思ってるけど、やっぱり縛られてるのね、何かに。

なので、旧作だろうが何だろうがその時気になっているモノについてコメントを残すことで無秩序さに拍車をかけたいと思う今日この頃なのですが、だからといって新作が面白くないというわけじゃない。むしろ最近はけっこう充実してるかも。

Friends Seen and Unseenギターが主役のトリオといえば残りはベースとドラムというのが普通。でもハンターはベース・ラインも自分で弾いちゃう変人さんなので、このトリオではハンターの8弦ギターとデレク・フィリップスの太鼓にジョン・エリスの管楽器が色を添えている。

音も音の隙間もクリアなサウンドで、ハンターにしてはちょっとタイトにまとまりすぎかなと思ったけど、聴き進むうちに実は全然まとまっていないことが判明(笑)。あれもルーツ、これもルーツの百面相ギターにまたしても持っていかれた。この柔らかい音楽性は頼もしすぎる。

個人的にはもっとひしゃげたハンターが好みだけど、これも “一面” と思えば充分に楽しめるのでした。

★★★☆

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CharlieHunterTrio/FriendsSeen&Unseen (tokkyu2222)
Charlie Hunter;FRIENDS SEEN AND UNSEEN & Right Now Live (Funk'n Blog)

投稿者 nill : 2004年07月29日 00:39

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» CharlieHunterTrio/FriendsSeen&Unseen from tokkyu2222
Friends Seen & Unseen CharlieHunterTrio どれ買っても間違いなしの稀有な人。 チャーリーハンターの新作はやはり良かったです。 ギターの音が以前と変わった。 ハモンドオルガンのようなギターの音からギターらしい音へ。 全体的に音質が前作までと比べて マークリボー! 僕も大好きです。そんなにアルバムは持ってませんが。 なんであんなにキタナイオジサンに惹きつけられるのかわかりませんが(笑)。 それにしても民生のあの曲で絡んでるとは僕も知りませんでした。 かなり「へぇ」です。 真心のカバーもでるんですね。 最近邦楽の情報チェックしてないな~。 [続きを読む]

トラックバック時刻: 2004年07月29日 07:25

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