« ホーヴィッツ・マイ・ラブ | メイン | 蒲田行進曲を聴く »

2004年07月24日

アブストラクトでアヴァンギャルドでアンビエント

Junk Magic『Junk Magic』 Craig Taborn (2004)

最新作でクレイグ・テイボーン(p)が描いてみせるのは、抽象的な音の断片が渦巻くアヴァンギャルドでアンビエントな世界。つまりこんな音楽をどう説明すればよいのやらサッパリなわけだが、とにかく「保守的な耳はお引き取り願います」な内容。TZADIK(ジョン・ゾーンのレーベル)の作品かと思ったもんね。ソファに寝そべってまどろみながら聴く#7「The Golden Age」のなんと心地良いことか。

実のところ現在の自分の生活スタイルではこの音楽に浸れるシチュエイションというのはほとんどないし、良いのか悪いのかもよくワカラン曲も混ざっている。しかし普通にピアノ弾いてれば名作を作れちゃうような男が、あえてこの路線に取り組む理由、そこに興味が湧きます。彼はどこに向っているのでしょうか。とりあえず付いていくけど。★★★☆

【追記】
これからテイボーンを聴こうって人は、まずは 『Craig Taborn Trio』 (1998)『Light Made Lighter』 (2001)からにしましょう。損することはまずありません。

投稿者 nill : 2004年07月24日 00:04

トラックバック

このエントリのトラックバックURL:
http://www.heavysmoke.com/mt-cgi/tora.cgi/43

コメント

コメント歓迎




保存しますか?