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2004年08月11日
『COVER GIRL』 つじあやの
サザンの「シャ・ラ・ラ」を奥田民生とデュエットしてるということで少し前に話題になったつじあやのの 『COVER GIRL』 を聴きました。私のお目当てもご他聞にもれず奥田民生です。
けっこうかなり統一感のない選曲のカヴァー・アルバム。スタジオ録音「tokyo side」とライヴ録音「kyoto side」の2枚組。といっても1枚が短いのでヴォリューム的にはお手頃。
いままでつじあやのは聴いたことがなかったけど、ルックスからも明確に伝わってくるあのナチュラル素朴系のオーラが実は苦手です。オフィシャル・サイトのタイトルが「うららかさん」ですからね。おのれのキャラをちゃんと自覚してるわけね。
でも聴かず嫌いはもちろんよくありませんし、せっかく「奥田民生」というキッカケも頂いたことだし、曲はよく知ってるものばかりだし、個人的に 『窓に地球』 が未だヒット中のキセルとも縁深いようだし、ということで聴いてみたのいですが…
……み、、、見たまんまの音っすね。
「kyoto side」のウクレレ弾き語りライヴ録音は選曲的には面白いものの、ほのぼの感が前面に出すぎてちょっと居心地が悪い。ライヴといってもいわゆるコンサートを録音したものではなく、「COVER GIRL」スペシャルページの「kyoto side 豆知識」を見ればわかるように、完全なる企画モノです。企画のアイデア自体が “いかにも” なわけだけど、「豆知識」と合わせて聴くと多少親近感が増しますね。「プカプカ」の歌詞が持つ毒がいいアンマッチ感を演出しています。
「tokyo side」は普通に聴きやすいポップ・アルバムの体裁。奥田民生はやっぱり奥田民生な存在感バツグンで、アルバムの重要なアクセントになっている。偉大だ。
★★☆
ところで「COVER GIRL」スペシャルページには全ての曲について本人のコメントが読める「メッセージ from つじあやの」というコーナーがあるわけですが、面白いのは各曲の持ち主や奥田民生がコメントしている「メッセージ from ???」。コメントの内容自体は当たり障りのないものがほとんどだけど、スガ シカオや奥田民生,小林武史と棚橋静雄(ロスインディオス リーダー)やシルビア,井上順といった名前がひとつのページに並んでるってだけでちょっとシュールじゃないすか?
投稿者 nill : 2004年08月11日 23:38
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