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2004年04月26日

Jack O The Green Small World Big Band Friends 3 /Jools Holland & his Rhythm & Blues Orchestra

Jack O The Green 本格娯楽系鍵盤おじさんのジュールズ・ホランドが、本当に友達かどうかは定かでない友達を集めて新味はないけど良質な音楽を楽しくぶっちゃける音楽絵巻の第三弾。今回も壮麗なる客人たちが名を連ねております。ジュールズ関連の人脈だけに自然とベテランが多めのラインナップになるのは最初からだが、それにしても今回は渋い。というか、古い(笑)。せっかくなのでゲスト陣の名前を列挙してみましょう。

バディ・ガイ/テリ・ウォーカー/スモーキー・ロビンソン/デイヴィッド・グレイ/ソロモン・バーク/エリック・クラプトン/シェイン・マゴウワン/スティーヴ・アール/ニック・ケイヴ/サム・ブラウン/ポール・ロジャーズ/シュガベイブズ/リンゴ・スター/ルビー・ターナー/プリンス・バスター/イライザ・カーシー/マイケル・マクドナルド/キャンディ・ダルファー/カースティ・マッコール/ピーター・ゲイブリエル/サッグス/ロニー・ウッド/ジミー・スコット

 うわっ、渋っ。ニック・ケイヴが若手に思えてしまうね。

 このアルバムにはシーンを牽引するような要素は何ひとつないけれど、熟成されてるがゆえの余裕しゃくしゃくなハジケっぷりが心地良いのです。両親や学校の先生と一緒に聴いてもサマになる貴重なアルバムなのだ。

 そしてトピックは2000年に事故死したカースティ・マッコールの81年録音未発表音源のお蔵出し。さらにこのアルバムにはシェイン・マゴウワンの名前まであるわけで、ついつい二人が歌ったクリスマス・ソングの名曲「Fairytale of New York」(ザ・ポーグスの87年傑作アルバム 『If I Should Fall From Grace With God』 に収録)を思い出さずにはいられない。なんだかジーンときてしまいました。2003年作品。(★★★☆)

投稿者 nill : 2004年04月26日 00:51

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